玉川学園ナナイモ校地
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玉川学園ナナイモ校地について

概要

「国際教育の振興」を玉川学園創立50周年記念事業の柱として掲げた現・小原哲郎名誉総長(当時学長)が、その最初のステップとして着手したのが、カナダ・ナナイモ玉川学園、現在のカナダ法人玉川学園(通称:ナナイモ校地)の設立である。

「学園の学生、生徒たちをカナダの大自然の中で教育してやりたい。公害の無い、空気も水も澄んだ自然環境に触れながら、永遠を想い、労作に汗を流し、勉学にいそしむことの出来るような地を見つけたい」

この夢のような土地を探し、見つけたのがカナダ西部、ブリティッシュ・コロンビア州、ナナイモ市にある34万平方メートルの土地であった。

「ホールデン湖の東端を含むなだらかな南斜面の牧草地で、面積は約10万坪、西に1500メートル級の山々を望み、回りは杉の森に囲まれた自然環境であった。周辺の大学の協力、ナナイモ市長や、マラスピナ大学の教職員の全面的な協力も得られることとなった」

1976年9月1日に行われた披露式には、小原哲郎学長夫妻をはじめ、前田理事、岡田農学部部長、浜田、石田両教授および留学中の学生、生徒79名が参加。現地側は、当時の上院議員レイ・パロウルト氏、農業相ダン・フィリップ氏ら来賓が参列、盛大に行われた。式中、小原哲郎学長は:

「第一はこの青空教場を通して、カナダと日本の間に心と心をつなぐ絆を作りたいと思います」
「第二の目的は、玉川とナナイモの学生、生徒に真の国際教育を与えることです」
「第三の考えは、私どもは皆様との触れ合いを通し、農学の実験を通して、この地域社会に貢献したいということです」

と挨拶された(玉川学園50年史より)。

以来、玉川と地域社会の交流が始まり、特に現地マラスピナ大学との交流が盛んである。2003年より玉川大学農学部生物資源学科生物環境情報コースが始まり、そのカリキュラムの重要な一部を占めるカナダプログラムでは、同大学の協力が欠かせない要素となっている。また、1984年以来、中学部カナダ研修の舞台としても活用され、ホームステイなどによる地域コミュニティーとの交流が続けられている。

発足30年目のカナダ法人玉川学園は大きな節目を迎えている。「地球はわれらの故郷なり」という広い視野をもつ、地球市民としての人材育成を目標とする玉川学園の国際教育理念に基づき、日本とカナダの文化交流と相互理解の推進を目的として活動を続けている。

参考文献
玉川学園50年史編纂委員会.1980.玉川学園50年史.玉川学園.788-789p
玉川学園50年史編纂委員会.1980.玉川学園50年史−写真編.148-149p

















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